小さな引越しの時も片付けをしっかりと

「これ何?お母さんの日記?漢字の書き取り?」「なにしてるの、どこから持ってきたの。」 18年前、高校を卒業し短大で寮生活を始める事になり、 小さな引越しの荷造りをしていると3つ違いの妹が 「お姉ちゃん、もうこの家で暮らすことなんてないんだからいらないもの全部捨ててってよね。」 と言ってきました。

雪国から東京へそれだけでも不安でドキドキしているところへ「早く行け!もう帰ってくるな!」 と聞こえ寂しくなったのを思い出します。 そんな妹の言葉を聞き流し、段ボール一箱だけの服と辞書と筆記用具が入った荷物が出来上がり、 他の寮生に比べても極端に少ない荷物で新生活が始まりました。

そう、あんなことを言われたのが引っかかり、 本当に要らないものまで「大事なものだから触らないで!」と言って実家に置いて出てきたのです。 それが妹の言った通り東京で就職、数年後に結婚となりあの家で生活することはありませんでした。 ああ、あの時意地張らないで片付けておけばよかった。 と思ってももう遅い。実家に残っていたわたしの残骸をみつけては娘たちの笑いの種になっています。 引っ越すときは後始末も入念に。思春期の娘にみられるのはこの上なく恥ずかしいです。